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令和7年1月10日、産経新聞大阪本社の記者様から、昨年12月20日に報道された大阪市内で生じた事故でドライブレコーダーの映像を改ざんし保険金を請求した事案に関する特集についての取材がありました(ドラレコデータの改ざんについてはこちらのブログもご覧ください)。

弁護士丹羽は、ドライブレコーダーの映像や音声は視聴覚で直接覚知できるものであり、民事・刑事裁判を問わず、客観性が高く証拠としての信用性は極めて高い反面、データである以上偽造も容易であるが、これを扱う我々法曹や保険会社担当者は、正直なところドラレコが改ざんされる可能性について深く検討することはあまりなかった。
しかし、ドラレコ映像が改ざんされるケースが散見されてきた現状では、今後ドラレコを証拠として扱う者は常に偽造されていないかを念頭に置くことが求められ、他方、各ドラレコメーカーにおいても一部のメーカーで実施されているような、偽造されていないか事後的に確認するサービスの提供や、偽造されにくいもしくは偽造された場合には容易に判明できるようなドラレコの開発が求められている点などのお話ししました。


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